私は別居してすぐに離婚調停を申請しました。
調停中、元夫は子どもの親権についてまったく主張してきませんでした。
- 財産分与
- 養育費・婚姻費用の金額値下げ
- 子どもの面会
に関することが主な論点でした。
ところが、離婚裁判が始まるタイミングで
自分は家事もこなして育児も積極的にやってきた。
子どもの親権も自分側にしてほしいと思っている。
と、急に手のひら返して強烈に主張してきたのです。
さすが、モラハラ夫。
またもやいきなり言うことが変わるのですね。
さてどうやってその虚偽を説明するか、と考えていたときです。
ネット検索していて家事分担図というものを知りました。
なるほどコレはいいな、と早速作成して離婚裁判の陳述書に載せました。
家事分担図
見よう見まねで作成してみたものがこちら。
家事分担図を作ってみると、夫婦間での家事負担を視える化することができます。
今回この図を作る目的は下のポイントを把握することです。
- 夫がどれくらい家事をこなしてきたか
- 夫がどれくらい子育てに関与してきたか
思いつく限りのタスクをあげて、育児に関することは色付けしてみました。
家事分担図の賛否
この図がどこまで活用できるものなのか。
このように家事分担を視える化することで
「俺はけっこう家のことをやっているつもり」
と言っている夫に現実を突きつけることはできるでしょう。
でもこれだけでは家事分担が完璧に表現できるわけではないと思います。
作業ごとの労力が同じではない
1つ1つの作業が必ずしも同じ労力負担ではないということです。
たとえば、保育園送りと保育園迎えですが、やっている内容が全然違います。
保育園送りは会社出勤前なので時間的リミットがあるのです。
家を出る直前におむつ汚されて交換したり
園に着くまでの途中でぐずったり
園に預けて別れ際に泣かれたり
とにかく「早くして!早く!」となるわけです。
対して保育園迎えは延長料金や終了時間のリミットはあります。
お迎えで遅くなると家に帰ってからの夕飯・お風呂と時間が押してしまいますが、そこは自分で調整可能な範囲。
なんにせよ子供が駆け寄ってくる姿は愛おしいですよね。
当時の我が家では、私が保育園の送り、元夫がお迎え担当でした。
元夫は仕事の帰りに園に寄って子供をお迎えに行き、のんびりと帰宅。
その間に私は夕飯支度をしていました。
お迎えのほうがいいなと思いつつ、まぁ迎えに行ってくれるだけありがたいし、とポジティブシンキングでした。
または、人によってそのタスクの得手不得手もあるでしょう。
同じ力量で作業できるかも違ってきます。
一概にタスクの数で家事量は測れないです。
タスクの抽出基準があいまい
これは前述の「1タスクが同労力でない」の内容にもつながるのですが。
私の場合は「夕飯」のタスク一つでも
- 夕飯つくる
- 夕飯後片付け(コンロ拭き以外)
- 夕飯後片付け(コンロ拭き)
の3つで分離されています。
夫がコンロ拭き、妻がそれ以外の作業です。
同じような「夕食片付け」系のタスクでも、夫の「夕食片付けコンロ拭き」と「夕食片付けコンロふき以外」とでは作業労力は同じ程度ではありません。
なぜこんな分類にしたのか。
理由は「夕食」作業のうちコンロ拭きだけは元夫の作業だったから。
モラハラ人間はマイルールが大好き。
自分のやる作業とやらない作業の線引きが明確にあって、自分担当のこと以外は基本まったくやらない。
ちなみにモラハラの特徴はこちら。
今あげている内容だと
夕飯・・・3タスク
洗濯・・・5タスク
風呂・・・5タスク
こんなふうに家事を担当作業する人ごとに細分化されるので、単純に数だけでは負荷率は測れないです。
あくまで目安として活用しよう
これを使って完全に家事分担するのは難しいと思います。
ただ、家事分担の現状は視覚化できます。
これを見れば妻(私)のほうが断然多くの家事育児を担っていることが一目瞭然です。
手が空いているときには、積極的に妻側のタスクをこなしてほしいと頼むこともできますね。
話し合いのツールとして活用できます。
まあ、私の場合は裁判資料として活用しました。
コレを使って本当に元夫が家事分担できていたか状況を伝えたかったわけです。
- 夫がどれくらい家事をこなしてきたか
【結果】タスクの大半は妻がやっていた - 夫がどれくらい子育てに関与してきたか
【結果】育児タスクの大半は妻がやっていた
という本来の状況が説明できました。
最後に
もし夫・妻が家事育児をやっているつもりの人だった場合、家事分担図にすることで相手に現実を突きつけることはできます。
でも一番大切なのは
- できる人が積極的にやる
- やった人に「ありがとう」と伝える
これに尽きると思います。
図を見せて理解してもらって、タスクをやってくれたら「ありがとう」です。
お互いを理解し尊重する、そして感謝を伝える。
家事分担図をきっかけに夫婦がお互いの理解を深めて積極的に動けるようになるといいですね。
まあ、モラハラ相手ではそれができないんですけどね。
だから私は離婚したんですけどね。
それではまた。
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