モラハラから子連れで逃げ出すなら計画的に!長期休暇直前がおすすめ

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モラハラ離婚

別居の準備とタイミングは計画的に

もう10年ほど前になります。

私は子どもたちが小学生と保育園のときにモラハラDVが原因で逃げ出すように別居しました。

別居の決心が固まったのは、被害が私だけでなく子供にまで及ぶようになったころです。

日常的な無視と機嫌を損ねると物に当たったり怒鳴ったりする日々・・・

児童相談や法律相談に足を運び、配偶者暴力相談センターへも行きました。

いろんな弁護士さんと面談して依頼する方を探しました。

そうやって半年くらいかけてこっそりと別居の準備をしていきました。

しろはり
しろはり

もしかしたら

モラハラ夫も昔の優しい頃に戻ってくれるかもしれない

なんて淡い期待も抱いていた。あの頃は考えが甘かったなあ。

そんな中、元夫の態度が急変!

子供たちへモラハラ行為が急激にエスカレートする事態が発生したのです。

しろはり
しろはり

・・・

こりゃやばい!

急きょ脱出決行!!

ちょうど仕事が忙しい時期でしたが、部屋探し・一時的転園の手続き・引っ越し準備などを正味10日で手配してなんとか無事脱出しました。

今思い出してもあのときはよくやったなぁと自分でも感心しますね。

それまでの半年間ちょっとずつ準備してきたことが功を奏しました。

弁護士さんには

弁護士
弁護士

本当は勢いで別居するのではダメですよ!

きちんと計画して段取りつけて実行しないと!

これからもっと別居までの具体的なアドバイスして計画していく予定だったのに。

と後から怒られましたけどね。

弁護士
弁護士

でも無事逃げ出せてなにより。

よかったですね。

おめでとうございます。

ただ、ひとつ悔やまれるのが脱出した時期です。

私の場合は元夫が急変したので致し方なかったのですが

でもあのとき急きょ別居を決行できたのは、事前にある程度行動しておいたからでした。

今回は、モラハラから子連れで脱出するために最低限準備しておいたほうがよいことについて書いてみます。

モラハラから子連れで脱出するために最低限準備しておくこと

最低でもこれだけは準備しておきましょう。

  1. モラハラ被害を公にしておく
  2. 相談できる弁護士を見つけておく
  3. 逃げ出すタイミングは長期休暇直前に設定する

モラハラ被害を公にしておく

自分がモラハラ被害者だと自覚しいつか脱出するつもりがあるなら、モラハラ被害を公にしておきましょう。

突然子どもを連れて別居した場合、違法な連れ去りや相手側から慰謝料請求されることもあります。

事前に弁護士や然るべき機関に相談しておきましょう。

  • 子どもの学校・園の先生に相談
  • 公的機関に相談
  • 弁護士に相談

私の場合、公的機関としては児童相談所や役所の法律相談に足を運び、配偶者暴力相談センターへも行きました。

モラハラ夫がキレて物を破壊したときには警察に電話相談したこともあります。

問い合わせや相談があったという履歴が大事です。

モラハラやDVを受けている場合は子どもの安全のための別居と明確な理由になります。

相談できる弁護士を見つけておく

モラハラ被害を公にするのと同時に、委任するしないは別にして相談できる弁護士を見つけておきましょう

1回毎の法律相談を利用して、何人かの弁護士と話してみるのがおすすめです。

そのとき別居準備について具体的なアドバイスもしてくれます。

弁護士の選ぶ基準としてはもちろん離婚案件の経験豊富な人がよいですが、最終的には自分と相性だと思います。

調停が始まってからではゆっくり弁護士探しはできません。

別居後に調停が始まってからも相談する機会は度々ありますし、サポートもしてもらいやすいです。

ぜひ弁護士を見つけておきましょう。

逃げ出すタイミングは長期休暇直前に設定する

もし別居日を調整できるなら夏休みや春休みなどの長期休暇の前で予定しましょう

長期休暇の直前に、裁判所で離婚調停の申立をしたのち別居を決行するのです。

理由は

  • 調停申立後、調停通知書が双方に届くまでに約1週間かかる
  • モラハラ加害者が子どもを連れ去る可能性がある

であるからです。

調停通知書が届くまでは中途半端な時期

とくに別居から離婚協議・調停が開始するまでは状況的に中途半端な期間です。

小学校教頭
小学校教頭

万が一、子どもがいる学校にモラハラ夫さんがお迎えに来て「子供を引き渡せ」と言われた場合、学校側としては拒否できないです。

戸籍上世帯も一緒なわけですし。

しろはり
しろはり

え?!

そんな

でもまあそうか。

モラハラしていても法的には保護者ですからね。

小学校教頭
小学校教頭

もし弁護士・裁判所を介して離婚協議中だったり調停中の状況であれば、学校側はそれを引き渡し拒否の理由として説明しやすいです。

とのことでした。

でも、これは学校・園の体制によって違うかもしれません。その点はご了承ください。

また、相手側も無理に別居中の子供を連れ去ると裁判所で親権の判断において心証が悪くなるので、勝手な行動はしづらくなります。

裁判所に離婚調停を申立してから相手方に通知が届くまで1週間前後。

だからその宙ぶらりんな時期をなんとかして乗り切らねばなりません。

なぜならその期間にモラハラ加害者が子どもを連れ去る可能性があるから

モラハラ加害者が子どもを連れ去る可能性

モラハラ加害者が子供のいる学校や園に直接押しかけて来るかもしれない。

それを予防するために一時的転校・転園できればよいのですが簡単ではないです。

ではどうやってその期間を乗り切るか。

別居と同時に転校・転園して住所がばれない状況ならこの準備は不要です。

ですが、別居後もそのまま同じ学校・園でと考えている場合は危険。

方法としては2つ。

  1. 転校する
  2. 休みを取る

DVによる支援処置として、住民票とは違う学区への転校も例外的に認められるケースもあります。

一時的な短期の転校も可能です。

でも子供のメンタル、行政上の手続き、学校・自治体との連携など、いろんな問題をひっくるめて簡単ではないです。

だから学校・園をお休みしてもらいましょう!

期間は最低でも1週間

学校を休むにしても1週間以上は長いですよね。

そこで学校の長期休暇を利用します。

春休みや春休みの直前に別居日を予定しましょう。

冬休みは1週間ほどしかないのでできれば長期休暇前がベスト。

何が起きるかわからないので、休みは長ければ長いほうがよいので安心です。

一番怖いのは子どもを連れ去られることです。

モラハラ被害者
モラハラ被害者

私や子どもに対して執着していないみたいだし

ずっと無視されているし

たぶんうちは大丈夫

学校や園にまで押しかけてこないでしょ

て思っている人、甘いですよ。

しろはり
しろはり

油断しないで!

モラハラ加害者の思考はそんな簡単ではないですよ!

別居直後、モラハラ加害者から連絡が来るでしょう。

電話やメールだけですめばいいのですが納得せずに探そうとするかもしれません。

そんなとき引越し先はすぐにばれないでしょうが、会社で待ち伏せたり学校に押しかけたりすることがあるんです。

ですから別居タイミングは子供の学校・園が長期休暇の直前がベスト

冬休みより長期の春休み・夏休みの期間がよいでしょう。

【実例】私たちが逃げ出した後、モラハラ夫は小学校へ押しかけてきた

そうなんです。

私はやられました、これ。

元夫が小学校に押しかけてきたのです。

モラハラ夫
モラハラ夫

妻が子どもを連れて勝手に出ていった。

仕事のあと私が迎えに行くので子どもを引き渡してください。

私の場合、半年の準備期間中にはすでに小学校と保育園にモラハラに関する相談を度々持ちかけていました。

また、直近10日間に別居予定と調停申立中であることは事前に伝えてあって

しろはり
しろはり

もしモラハラ夫が押しかけてきたら

すぐに私に連絡をください

と話してありました。

当然私に連絡が来て、私はその後速攻で弁護士へ電話しました。

弁護士から学校経由で元夫と電話で話してもらい、調停までおとなしくしてもらうように上手いこと説明してもらいました。

学校の先生曰く、弁護士が出てきたら割とすんなり引き下がったようです。

モラハラは権威に弱いんです。

いやー、早いうちに弁護士に相談していて本当によかった。

心強かった。

お金はかかったけど、弁護士さんという後ろ盾がいることで何度も救われました。

なぜモラハラ加害者は被害者に執着するのか

モラハラ加害者は行為の被害者に対して執着が強いです。

執着する理由は

  • プライドが高い
  • 自分のものに執着する

あれだけ罵倒したり無視したりだったのに離婚したいと言っても合意してくれない、
子どもたち自身が父親を怖がって面会は嫌だと言っているのに「面会させろ」と主張してくる。

私もまさか離婚に合意しないとは思いもよらなかったです。

子供たちのことも「かわいくいいとは思えない」て言い切ってたし。

でもこれ、愛情ではないんです。

モラハラ夫にとって私や子供たちは支配の対象なんです。

自分のモノという意識です。

それをいざ手放すとなると「手放したくない」と執着します。

なるほどねぇ。

弁護士曰く、モラハラ加害者の傾向としてはよくあるケースだそうです。

最後に

しろはり
しろはり

もし私の会社で帰り際を待ち伏せされたらどうしよう…

と思って会社からの帰宅ルートを変えたりしたのですが、結局会社へは押しかけて来ませんでした。

でも怖いですよ、モラハラの執着。

もちろん脱出準備中でも身の危険を感じたら、すぐに警察通報&逃げ出し実行です。

そのときは我慢してはだめです!

計画的に脱出するなら子どもの長期休暇にあわせて計画しましょう!

それではまた。

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