モラハラからの脱出マニュアル

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モラハラ離婚

はじめまして。管理人しろはりです。

私は夫からモラハラを受けて6年前に脱出し別居しました。

離婚調停と裁判を経て、別居から3年半後になんとか離婚。

そうして子供たちと穏やかな生活を手に入れていました。

今は反抗期の子供とバトルの毎日で平和とは言い切れないですが、家庭内でのモラハラによる恐怖政治はもうありません。

私は脱出を決意してから離婚まで約3年半かかりましたが、まずは脱出までの期間が長かった。

自分がされている行為がモラハラだと気づいて「もう逃げ出そう」と決心してから約1年間、必死に耐えながら脱出準備をしました。

何度も「私が我慢すればいいのでは?」と頭をよぎったこともありました。

でも私の場合は子供たちへのモラハラ行為が始まったので、なんとか早く脱出しようと後半はちょっと焦ってしまいました。

今思い返すと「こうすればよかった」と思うことも多々あります。

このブログでは、私の経験してきたモラハラ脱出記録をできるだけ包み隠さず伝えていきます。

いま現在、モラハラ行為を受けていて脱出しようと思っている人の参考になれば幸いです。

以降、モラハラ相手のことは「モラハラ夫」「モラ夫」と呼びます。

相手によっては「モラハラ妻」「モラハラ彼氏」などあると思いますが、そこは読みかえてください。

モラハラ脱出には準備と計画が必要

まずモラハラ生活から脱出、つまり別居を試みようとするならば、絶対に計画的に準備したほうがよいです。

まずモラハラ夫には話し合いが通用しません。

そして別居の妨害をされる可能性があります。

別居の意思を伝えずに黙って脱出するのがおすすめです。

黙って家を出ても法的に問題にはなりません。

正当な理由なく家を出て行くことが「悪意の遺棄」にあたる場合はありますが、モラハラ行為が原因で別居することに問題はありません。

だからこそ脱出する前にモラハラの証拠を入手しておきます。

そして脱出後は前の住居に簡単に立ち入ることはできません。

持ち出したい物があるからといって前住居に勝手に入ると、トラブルの原因になりやすいし、離婚協議や調停に影響する可能性もあるからです。

もし子供がいるなら脱出するときに必ず一緒に連れて出ます。

子供の親権を望むならこれは絶対です。

落ち着いたら後で子供を迎えに行くつもりでいると、子供と相手方との同居生活が安定してしまい、期間が経過する分だけ子供の引き渡しは難しくなります。

これらを踏まえてしっかりと脱出準備を整えてから逃げ出します。

モラハラ脱出のスケジュール

私がモラハラ脱出したときの時系列をもとに、大まかなスケジュールプランを立ててみました。

モラハラ脱出スケジュール
  • 脱出の
    1年前
    脱出のための準備を始める

    持ち出し袋を作る
    モラハラの証拠を集める
    共有財産を把握する
    弁護士を探す
    相談機関に相談する
    お金を準備する

  • 1ヶ月前
    脱出直前の準備をする

    新居を探す
    引越し手配をする
    調停の準備をする

  • 当日
    脱出当日

    引越し実行

  • 脱出後
    脱出直後

    区役所で手続き
    住民票の移動、閲覧規制、世帯分離
    医療証の住所変更
    児童手当の変更手続き

  • 1~2週間後
    脱出後にやること

    子供のキッズ携帯の契約
    保険の見直し
    離婚協議や調停

脱出のための準備を始める

それでは、脱出するまでの準備について説明します。

脱出するまでの準備
  1. 持ち出し袋を作る
  2. モラハラの証拠を集める
  3. 共有財産を把握する
  4. 弁護士を探す
  5. 相談機関に相談する
  6. お金を準備する

持ち出し袋を作る

持ち出し袋とは、急きょ脱出しなければならなくなったときのために、最低限必要な荷物を持ち出す荷物一式をまとめた袋・バッグのことです。

要は、防災バッグのように、いざという時のDV脱出用バッグです。

例えば、モラハラ夫からの攻撃が精神的DVから身体的に変わった場合、警察に通報してその場であなたと子供は保護されて住居を出ることになります。

そのときにある程度の荷物をまとめて脱出することになりますが、事前に準備しておけば持ち出し忘れせずに済みます。

強制的に脱出することになるので仕方がありませんが、前述した書いたように、脱出後に前住居の物を取りに戻ることは危険ですし難しいです。

正式な手順を踏むならば弁護士経由で荷物を入手するなどして、そこそこ面倒な手続きが必要になります。

だからこそ持ち出し袋を作っておきます。

持ち出しリストを作る

まず持ち出しリストを作成します。

例として私が作成した持ち出しリストを載せます。

持ち出しリスト
  • 現金
  • クレジットカード
  • 印鑑
  • 銀行通帳(自分・子ども名義)
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 年金手帳
  • 保険証書
  • 運転免許証
  • 母子手帳
  • 健康保険証またはそのコピー
  • 裁判に提出する証拠品(DV証拠写真、録音など)
  • 相手方財産のコピー
  • 着替え(数日分)
  • 常備薬
  • 学校・保育園・幼稚園の道具一式
  • あなたにとって大切なもの
  • 子どもにとって大切なもの

持ち出し袋に入れておくもの

持ち出しリストの中で、普段使わずに既に袋に入れておけるものは入れておきます。

この辺りの物は毎日使うものではないので、持ち出し袋に入れて準備してよいと思います。

持ち出し袋に入れるものは、「子供が小さいから母子手帳は頻繁に使うからまだ入れない」などと家庭事情によって考慮します。

まだ袋に入れられないもの

日常的に使用していてまだ袋に入れられない物などは、きちんとリストに書いて脱出する時に忘れないようにします。

持ち出し袋についてはこちらで詳しく解説しています。

モラハラの証拠を集める

脱出する前にモラハラの証拠をできる限り集めておきます。

証拠品として集めておくもの
  • 日記
  • 録音や録画の記録
  • メールやSNSの記録
  • 心療内科・精神科の受信記録、診断書

モラハラ日記をつける

家庭内で行われるモラハラ行為は、外から見えないので証明しづらいです。

そこでモラハラ日記を書きます。

日記にモラハラ行為が日常的に行われていることを記録していきます。

録音や録画などの他の証拠品と組わせることで信憑性がアップします。

記録するときのポイントは

  1. 日付、時刻、天気を正確に書く
  2. モラハラの出来事、その日の社会的出来事そのときの気持ちも書く
  3. 他の証拠とリンクさせる
  4. 継続的に日記として記録する
  5. できるだけノートに自筆でかく

日記をつけることなら今すぐ始めることができますよね。

モラハラ日記の書き方についてはこちらで詳しく説明しています。

モラハラ夫は私と子供を長期的に無視し続けていました。

無視されたことの証明は難しいのですが、日記で「話しかけたが無視された」のような事象をコツコツと書いていました。

私が行なった無視の証拠集めについてはこちらで解説しています。

モラハラ行為を録音・録画する

同居している間に、モラハラ行為の様子をできるだけたくさん録音・録画しておきます。

モラハラ夫が暴言を吐いたときの音声、物を投げたり破壊したときの音、その現場の写真などです。

証拠品としては確実に有効です。

もし何度も繰り返し行われるときは、1回だけではなく複数のデータを収集します。

録音するときのポイントとしては、モラハラ時点の音声だけでなくその前後場面も録音すること。

その時点に至るまでの全体の流れ、雰囲気も大切です。

録音する場合は、スマホのレコーダー機能よりもやっぱりボイスレコーダーのほうがよいです。

録音専用機器を使った方が集音力に優れているし、バッテリーの持ちも断然よいです。

ボイスレコーダをおすすめする理由についてはこちらで詳しく説明しています。

メール・SNS

メール、LINEなどのSNSなどでモラハラ発言された場合は、それも証拠になります。

スマホやPCが不意の事故で故障したり突然データが消えてしまう可能性もあるので、バックアップをして確実に証拠として保存しておきます。

保存方法としてはアプリのバックアップ機能もありますが、文字データとして後で復元できる状態で保存されます。

文字データは加工しようと思えば簡単にできるため、証拠としての信頼性が下がってしまいます。

バックアップするならスクリーンショット画像として保管するのがオススメです。

心療内科・精神科の受信記録、診断書

モラハラ夫とずっとストレスフルな生活していると、やっぱり体調不良になりやすい。

私はモラハラ夫と話すとき、動悸が激しくなり時折吐き気をもよおすようになりました。

ほかにもストレスが原因でいろいろな不調を生じていました。

  • 不眠症状
  • 情緒不安定、突然涙が出る
  • 体重10kgくらい減少
  • 会社から帰宅するときに胃痛
  • 免疫力低下による皮膚病、歯肉炎などの症状

モラハラによる症状が見られた場合は我慢せずに心療内科や精神科を受診してください。

診断書や通院記録は、モラハラ行為を受けていたことの重要な証拠になります。

注意点としては、別居後に保険を見直そうとしたとき、うつ症の診断を受けた経歴があると保険料が上がったり契約できないかもしれません。

私は別居後に医療保険を見直しましたが、新しく保険加入のときには

  • うつの原因がモラハラ夫によるもので、別居により現在は完治していることを告知書として添付
  • 会社の健康診断結果を提出して健康状態が良好であることを証明

などの手段を講じれば加入できました。

時間もかかるし手続きも手間です。

証拠を求めるあまり、自覚症状がないのに安易に受診するのはやめたほうがいいです。

ですが、本当にメンタル不調となった場合、体を壊して脱出できなくなっては元も子もありませんよね。

早めに医療機関を受診してください。

共有財産を把握する

共有財産とは、婚姻中に夫婦が協力して築いた財産のことです。

離婚するときは「財産分与」によってこの共有財産を夫婦で公平に分け合います。

モラハラ夫がすべての財産を正直に開示すると期待してはいけません。

財産分与のことを考えたら自分名義の財産が少ないほうが有利ですから。

モラハラな人は自分にとって有利に物事を進めたがる性質が強いので、たいていの場合は財産を隠したり実際より低く見積もった金額を提示してきます。

実際に私の場合も、夫名義の証券口座が1つ提示されていなかったり、マンションや自動車の見積金額もすごく低かったり、お金のことではいろいろと最後までモメました。

だからこそ別居する前に相手方の財産をきちんと調べて証拠を残しておきます。

これは別居した後では絶対にできません。

まだ同居している、別居・離婚を気づかれていない今がチャンスです。

共有財産の対象になるもの

共有財産の対象となるものは「婚姻中の財産」です。

名義はどちらのものでも夫婦の共有とみなします。

共有財産の対象
  • 現金
  • 預貯金
  • 有価証券
  • 不動産
  • 家電・家具
  • 保険
  • 年金・退職金
  • 負債

では共有財産の証拠として何を集めればよいかをまとめてみました。

財産証拠となる資料
預貯金銀行口座の通帳
ネットバンクの口座番号
電子マネーのID等
現金
有価証券(株式、国債など)投資信託証券口座明細
不動産(土地・建物など)不動産権利証、登記書、図面
家具・家電保証書、年式・型番
車・バイク車検証
保険料(生命保険・学資保険など払戻金)保険証書
年金年金分割制度で行う
「ねんきん定期便」などで基礎年金番号を控えれるとよい
退職金支払後または現時点で支払いがほぼ確実の場合は分与対象となる
入金先の口座明細
負債(住宅ローンなど)住宅ローン返済予定表
返済用の口座通帳

これらのコピーや写真で証拠品として収集します。

正確には財産分与の金額の基点は別居日までの財産ですが、銀行や証券の口座番号さえきっちり押さえておければ大丈夫。

調停・裁判で、相手方にその口座の別居日時点の明細を請求すればよいです。

共有財産の対象外となるもの

婚姻中の財産でなければ共有財産の対象外です。

また婚姻中でも個人的な財産の場合は「特有財産」として共有財産から除外されます。

共有財産の対象外
  • 婚姻前の財産
  • 別居後の財産
  • 婚姻中の個人的な理由による借金(ギャンブルなど)

共有財産の証拠集めについてはこちらで解説しています。

弁護士を探す

モラハラ夫と別居・離婚するのに弁護士が必要かといえば、必ずしも委任する必要はないです。

でも弁護士相談は必ずしたほうがよい。

それも1人ではなく何人かの弁護士に相談しておきたい。

病院の先生によって様々な治療方針があるように、弁護士もこれまでの経歴と色々な考え方、意見があります。

そして自分と弁護士の相性も大切です。

ここまで私の事例をもとに脱出のための準備についてを書きましたが、ご自身のモラハラ被害について法律のプロである弁護士にきちんと相談してみてください。

私が書いていることは脱出に必要な最低限の情報なので、また違った意見が聞けるかもしれない。

それに、モラハラ相手との離婚は絶対簡単にはすすみません。必ずモメます。

正論は通じないので協議はおそらく無理、調停での話合いとなります。

調停が始まってから弁護士探しを始めると、時間がなくて弁護士を選んでいる余裕がないのです。

また弁護士が自分を担当してくれる余力があるかも分からない。

委任するかどうかは別にして、ぜひ相談できる弁護士を見つけておくことをオススメします。

別居前の相談から情報共有できている弁護士がいればかなり心強いはず。

具体的な弁護士の探し方についてはこちらで解説しています。

相談機関に相談する

モラハラ被害について公の機関に相談しておくと、相談記録が残されて証拠となります。

脱出する前にモラハラの被害状況と今後について相談しておきます。

  • 配偶者暴力相談支援センター
  • 警察署
  • 児童相談所

配偶者暴力相談支援センター

電話相談もできますが対面でのカウンセリングもできます。

私がカウンセリングしたときには「今の状況を踏まえて自分はどうしたいのか、そのためにどういう行動をしたらよいか」について相談し、具体的なアドバイスをもらうことができました。

警察署

所轄の警察署の生活安全課が窓口になります。

暴力がなくても事前に相談できます。

モラハラ夫がキレて怒鳴り散らしたり、物に当たって破壊行為をしたり、その行為に恐怖を感じるなら警察に相談しておきます。

自分の氏名・電話番号・夫の氏名などの情報を伝えてきっちり記録を残してもらえると、後で有力な証拠になります。

児童相談所

もし子どもに対してモラハラ被害が及ぶなら児童相談所に相談しておきます。

私は電話相談だけ利用しましたが面談も可能です。

モラハラ生活のなかで一人で悶々と悩み続けるのは精神的に相当きついです。

このような相談機関、法律事務所に行って相談することで解決の糸口が見えることもあります。脱出方法についても相談に乗ってもらえます。

別居した後、住民票の移動と同時に「DV等支援措置」による閲覧規制をすると思いますが、支援措置手続きの中で上記の相談機関への意見申し出が必要になります。

事前に相談しておくと話が通りやすくこの手続き期間を短縮できます。

お金を準備する

脱出するまでにお金の準備は必須です。

  • 引越し料金
  • 新生活で使う家電の購入費用
  • 引越し先の賃貸住宅費用(前払い家賃、敷金・礼金、保証金、仲介手数料)
  • 弁護士との法律相談費用

脱出前はその準備のため、脱出後も生活資金としてお金はあればあるだけ助かります。

脱出直前に大金を手配することは難しい。

お金の準備は早めに取り掛かってコツコツと作業します。

仕事を探す

今の時点で仕事についていない人は、別居後の収入について考えておきます。

もし脱出後に賃貸住宅を借りようと思うなら、収入がないと審査に通らないこともあります。

実家に身を寄せるにしても、子育てにお金はかかります。助成金では足りません。

正社員でもパートでもアルバイトでもいい、とにかく収入を増やすことです。

自分名義の銀行口座を作る

もし自分名義の銀行口座を持っていないのであれば作っておきます。

別居後は婚姻費用や養育費の振込先として必ず必要となります。

できれば自分名義のクレジットカードも作っておけるよいです。

いまは公共料金やネットの支払い等、いたる所でクレジットカード引落しのほうが新生活がスムーズに始めることができます。

現金を財布に確保する

持ち出し袋のリストにもあげましたが、常に現金を財布に入れておきます。

万が一緊急に今すぐ脱出する必要が発生したとき、それを当面の生活費にできます。

ただし銀行口座から大きい金額を引き出しすると、財産分与の対象とされるかもしれないので気をつけて。

脱出直前の準備

ここまでの準備が完了したら、もういつでも脱出できる状態ですね。

脱出日を決めましょう!

脱出する時期についてはこちらで解説しています。

脱出日が決まったら、そこから逆算して1ヶ月前くらいから脱出直前の準備を開始します。

新居を探す

脱出後に生活する新居探しを始めます。

新居探しのポイント

新居を探すにあたってポイントとなるのはこの3点。

  • 実家に戻るか、賃貸を借りるか
  • 別居地を遠方にするべきか
  • 子どもがいる場合は転校・転園をするかどうか
実家か賃貸か

実家に戻れば家賃支出は押さえられるので経済面では助かります。

子供が小さい場合は、子育てにも実父母の援助が得られるかもしれません。

もし賃貸住宅を借りるならば毎月家賃支出が発生します。

転校・転園するか

子どもがいる場合は別居地を転校・転園を伴う場所にするかどうかが重要になります。

転校・転園すると子供の教育環境が変わります。

ただでさえ子供にとっては別居・離婚による心理面の負担もあるのですから、できるだけ避けたい気持ちがあります。

完全な転校ではなく、DV被害理由がある場合は一時的な転校できるので検討してみてもよいでしょう。

遠方にするか

別居地を遠方にするべきかどうかは、モラハラ夫の危険性によって判断します。

基本的には遠方に引っ越す方がよいでしょう。

モラハラ性質の人は執着が強いので別居地に押しかけてくることありえます。

ただし現状が身体的DVではなく、モラハラの危険度合いがそこまで高くない場合はそこまで遠方でなくてもよいかもしれません。

私は暴力支援センターの相談員、弁護士と話し合って、子供たちへの別居・離婚による心理的影響を考えて学区内で転居することにしました。

引越し手配する

新居が決まったら今度は引越し準備に取りかかります。

引越し業者を手配する

引越しは、モラハラ夫に見つからないようとにかく全て1日で完了させることです。

1日で作業完了できるように「おまかせプラン」のある引越し業者を手配します。

新生活の家電を購入する

引越し業者が決まって引越し日(別居日)が確定したら、新生活用の家電を購入します。

持ち出すとモラハラ夫が怒り狂うだろうなと思うものは全部置いていったほうがよいです。トラブルの元です。

購入した家電は、引越し日の午後に新居へ配送されるよう手配しておきます。

モラハラ脱出の引越しについては、私の実例も含めてこちらの記事で詳しく解説しています。

調停の準備をする

引越し(別居日)の1週間くらい前になったら、家庭裁判所で「婚姻費用分担請求調停」「離婚調停」の2つの調停の申立を行います。

必要書類は裁判所ホームページからダウンロードして記入します。

もし分からなくても受付窓口で説明してくれるので大丈夫。

申請してからおおよそ1週間で相手方と自分に通知書が届きます。それよりも前だとまだ別居前に届いてしまうので注意です。

調停が開始していない期間は、万が一にモラハラ夫による子の連れ去りが発生した場合、調停中で争っているでもなく中途半端な状況になります。

できるだけスムーズに調停中の状況に持っていけるように、別居直前に申立しておくのがよいです。

脱出当日

引越し日(別居日)、とうとう脱出です。

おめでとうございます!!

まとめ

モラハラ夫からの脱出までのスケジュールについて書いてみました。

人にもよりますが、1年くらいの期間をみて準備すれば余裕を持って取り組めるのではと思います。

脱出までの計画をしっかり立てて、できるところから準備にとりかかってください。

まずは一人で思い悩むよりも、早めに弁護士に相談して一緒に計画を立てるところを考えてもらうとよいです。

このあと別居後にやるべきことがいろいろとあるのですが、それはまた次回まとめます。

それではまた!

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