こんにちは、しろはりです。
これまでモラハラ脱出のための準備について色々書いてきました。
- モラハラの証拠集め
- 共有財産の把握
- 弁護士探し
- 別居後の部屋探し
ここまで準備が完了したら、あとはタイミングを見計らって脱出!
脱出の時期についてはこちらの記事で詳しく書いています。
モラハラ脱出は合意を求めずに逃げ出す
ここでのモラハラ脱出は
モラハラ相手に気付かれないように逃げ出す
これを前提に説明します。
モラハラ相手とは話し合いは不可能。
離婚・別居の話が普通にできる相手ではないです。
別居の合意を求めて脱出できなくなったり、モラハラ行為がエスカレートする可能性があります。
ばれないよう気づかれないように水面下で準備します。
事前準備
さて、さっそく脱出の準備をします。
引越し業者を手配する
新居の契約日に合わせて引越し業者を手配します。
できるだけ安く済ませたくてトラックだけ手配して身内だけで作業しようとする人がいるかもしれませんが、これはオススメしません。
なぜならモラハラ脱出は時間が勝負!
モラハラ相手が不在の時間帯に引越し作業を完全に終わらせる必要があります。
だからこそ引越しのプロ、引越し業者に依頼するほうが間違いないです。
安く済ませたいなら引越見積もりサイトで複数社に一括見積もりを取るのがおすすめ。
当然ですが、複数社の訪問見積もりに対応するには時間がかかるので、引越し予定日から余裕を持って早めに業者選びを始めたほうがよいです。
おすすめは「おまかせプラン」の一択
引越し業者によってサービス名は違いますが、おまかせプランでは通常の引越し作業に加えて「荷造り」「荷解き」までやってくれます。
荷造り + 家具梱包・搬出・輸送・搬入・家具配置 + 荷解き
荷物量が多いとおまかせでも1日で作業が終わらないこともありますが、家電類はほとんど置いていくことになるので1日で終わります。
とにかくモラハラ相手が不在の間にここの 部分までは終わらせなければならない。
訪問見積もりではそこをきちんと相談します。
引越し業者選びのポイント
私は訪問見積もりの時にだいたいの事情を説明して、以下のことを確認しました。
- 会社名が入っていないトラックの手配をお願いしたい
- 引越し業者側へ夫から問い合わせがあった場合、引越し先住所を開示しないようにしてほしい
1は、トラックに引越し業者名が入っていると、それをご近所の人が見ています。
モラハラ相手が引越し業者を知って、引越し先について問い合わせするのが心配。
それを防ぐためです。
引越し繁忙期にはトラック台数が足りず、業者名の入っていないトラックを使用することもあるらしいので、私は一応依頼してみました。
2は、1の懸念どおりに問い合わせがきた場合の考慮です。
引越し業者は「基本的に依頼主の引越し先を当人以外からの問い合わせで開示することはない」と言われました。
でもきちんと依頼しておきました。
その時点で別居したとはいえ戸籍上は夫婦の状態ですし、モラハラ相手がクレームつけてゴリ押ししてこないとも限らない。
それを問い合わせ窓口でどのような対応するかわからないので。
この2点に対して事情を受け入れ、できる範囲内で対応してくれる業者を選びます。
とにかく、問い合わせから新居の住所がバレることだけは絶対に避けたい。
そこの信用に足るかがポイントだと思います。
引越し一括サイトを活用
一括見積もりサイトを使うと最安料金の引越し業者がわかります。
電話はすごいです、バンバンかかってきます。
でもとっとと業者を決めて「もう業者は決めてしまいました」とお断りすればかかってきません。
私が使った一括見積もりサイトが「引越し侍」です。
こちらのサイトを使って「おすすめプラン」の条件で検索してみます。
①お荷物の数量
持ち出す荷物について入力します。
正確な量は訪問見積もり時に算出するから、おおよそで大丈夫。
②依頼作業
ここで荷造り・家具梱包・家具の配置・荷ほどきをチェック。
私は荷ほどきは自分でやるつもりなのでチェックなし。
③見積もり依頼する業者
知らない業者に見積もり依頼したくない、
見積もり業者を減らしたい、
などの場合はこちらからチェックを調整する。
新居の家電類を購入する
新居で使う家電類を購入し、引越し日には到着するように手配します。
引越し後にすぐに生活できる必要最低限で大丈夫。
とりあえず、冷蔵庫、洗濯機、時期のよっては冷暖房器具は必須。
あとは電子レンジ、炊飯器、掃除機なども資金が足りるなら引越し日に配送されるように購入しておきます。
空調は、新居にエアコンが1台ついていたので一旦不要。
掃除機はクイックルワイパーでいいや。
空気清浄機はすぐには必要ない。
そういうことで脱出時には買いませんでした。
引越し後、花粉の時期に空気清浄機を、雪が降った冬に石油ストーブを買いました。
共有の物は持ち出さない
モラハラ相手との共有の物を持ち出すと必ずもめます。
特に家電類は確実に自分のものでない限りは置いていき、全て買い直したほうが無難です。
私は炊飯器を置いて出たのですが、付属の計量カップとしゃもじを持ち出して離婚調停の陳述書に色々書かれていました。
警察に連絡しておく
脱出するとき、この逃走は事件性のがないことを証明するため、置き手紙を残していきます。
それでも警察に捜索願を出されることがあります。
とくに子供を連れて逃げた場合は、子供を誘拐したと警察に通報することもあるようです。
相手はモラハラですからね、手紙を残していても聞く耳を持ちません。
そのためにできれば事前に所轄の警察署に連絡しておきます。
私は、警察署の生活安全課に電話で「モラハラのことで相談したい」と話し、後日警察署を訪問して逃げ出すことと引越し予定日を伝えてきました。
モラハラ脱出日のスケジュールを公開
私がモラハラから脱出した1日のタイムスケジュールはこんなでした。
- 1週間前引越し 訪問見積もり
- 引越し当日
7:00夫が出勤
- 7:30
子供が登校、保育園へ送り
- 8:00引越し 業者が到着、荷造り開始~
電話回線工事の立合い
子供の授業参観
- 12:00引越し 荷造り完了~搬出~輸送~
新住居に到着、搬入開始~ - 16:00引越し 搬入完了
前住居の片付け
子供の習い事送迎
保育園の送迎- 17:30
子供たちと新住居に到着
新住居に家電製品の搬入
ガスの立合い
- 夜引越し 必要なものだけ荷解き
引越し作業だけでなく関わる立合い手続きを1日にまとめたら、目いっぱいになりました。
この日はもともと子供の授業参観日で会社は休みを取る予定だったので、さらにハードスケジュール。
引越し日まで
この期間に持ち出す荷物の選別をしておきます。
例えば押入れの中の右側に持ち出す物、左側は置いていく物、のようにできるだけまとめておく。
引越し作業
作業前半
業者さんが到着後すぐに荷造り開始です。
スタッフは男性3名、女性1名。
衣類などは女性スタッフが担当してくれました。
荷物の梱包はスタッフが全てやってくれるので、私がやることは ❝持ち出すか持ち出さないかの指示❞ だけ。
一通りの指示が終わったらあとはスタッフにおまかせ。
前住居での必要用件をこなします。
電話回線の契約が私名義で新居はひかり電話が使えない。
解約には立合いが必要とのことでした。
また、午前中に子供の小学校で授業参観があったのでちょっとだけ参加してきました。
作業後半
荷造りが完了し、午後からダンボールの搬送を開始。
マンション管理人に声をかけられてしまい、簡単に事情を説明しておきました。
ご近所で仲良くしている人にはあえてご挨拶はしていません。
もしモラハラ夫がご近所さんに引越しのことを聞かれたら、その人たちが知らないと嘘をつくことになるから。
あとでLINEで連絡しました。
引越し作業で私がやることは特に無いので、新住居に先まわりして搬入の準備。
家具や荷物をどの部屋のどの位置に置くかをだいたい決めておきます。
搬入作業中は家具をこっち、ダンボールをこっち、と私の指示が必須なので後半は多忙です。
私は「おまかせプラン」の荷造りから搬送まで、荷解きは自分でやるコースを依頼しました。
新住居への荷物搬入が終わって終了サインをしたら引越し完了。
引越し完了後
搬引越し作業が完了した後、前住居を掃除しに行きました。
汚れたままだとモラハラ夫が何か言ってくると思ったので。
また、持ち出すものの忘れ物がないかを最終チェックしてきました。
最後に置き手紙を目につくところに配置して完了です。
脱出時の置き手紙の書き方
私が書いた手紙はこのような内容。
○○ 〇〇様 ←モラ夫 毎日無視されて怒鳴られる生活に疲れました。 もう耐えれないので離婚前提に別居します。 子供たちにもこの環境はよくないので連れていきます。 今後のことは弁護士を介して調停で話します。 平成○年○月○日 ○○ 〇〇 ←私
ここで押さえておくべきことは以下の3つ。
- 自分から逃げ出していて事件性はない
- 子供たちは私が連れていて安全
- 今後は調停で話し合い、直接対応はしない
1、2は前述したように警察に通報されることがあるので、きちんと文書で残しておきます。
その他の作業
立合い作業
私のときは、引越しにともなう立合いの作業として以下の2つがありました。
- 前住居 電話回線工事の立ち合い
- 新住居 ガスの立ち合い
電話回線工事
電話回線工事については私は引越し当日に予約しました。
当日でなくてもよいのですが、脱出のことがバレないように引越し日ギリギリに設定したほうが安心。
前住居の用件は自分がそこにいられる午前中に終らせます。
ガス
新住居でのガスの立合いには、ガス使用家電製品を用いて開通確認をします。
もし物件がオール電化の場合は、キッチンガスコンロなどのガス使用家電が家に無いといけない。
家電が配送された後、ガスの立合いできるよう依頼しておきました。
最後に
脱出するにあたって、とにかく大事なのは
モラハラ相手がいない間に荷物の移動までは終わらせること!
とにかくコレです。
それもモラハラ相手に絶対にばれないように!
私の場合はモラハラ夫にばれずに無事脱出成功!
脱出後の部屋にモラハラ夫が帰宅したであろう時間から、電話とメールが鬼のように届いてしんどかったです。
1回電話に出てしまい、夫に色々言われましたが
今後の話は調停の場で話します
で押し通しました。
その後も調停・裁判と色々とモメまくります。
いくらこれだけ慎重に動いても、結局モラハラ相手ですからモメます。
でも前住居から逃げ出せたらこの脱出劇は成功!
脱出して別居・裁判となって大変なこと盛り沢山ですけど、なにより自由です。
モラハラ相手に縛られない自由を手に入れてください。
それでは、また!
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